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蒼鬼ハル

蒼鬼ハル
[プロフィール]

獣人、動物、女の子、変な生き物たちを描いています。
毒っぽかったりファンタジックだったり。
東京を中心にグループ展やイベント等に参加。

http://chaos10go9.jimdo.com/
http://twitter.com/aokihal

[メッセージ]

普段はあまり怖くない絵を描いてますので、
弾けるようなエログロを描こうと思いますが描けるどうかは不安です。
9月18日~23日にキチジョウジギャラリーにて個展をやります。
エログロくない絵が中心です。

蒼鬼ハルの制作状況

画像は制作途中の絵の一部と、絵とは別の作品のタイトルキャプションになる予定のハートです。
展示する作品は、アクリル絵と鉛筆絵、それと今回はラクガキ的な絵もそこかしこに散らばせようと思います。
絵を展示するだけでなく、空間的にもごちゃっとした感じで展示しようかと思います。

6月の出展者展示情報

金玉食も終わり、気づけば5月も後半。
というわけで、6月、絵露愚乱末世前の展示情報をお知らせします。

蒼鬼ハルさんが参加している「ざくろの庭」です!

6月16日(土)〜18日(月)
11:00〜20:00(最終日19:00まで)
デザインフェスタギャラリー WEST 1−F

蒼鬼ハル

蒼鬼ハル
[プロフィール]

アクリルガッシュで獣人、女の子、変な生き物たちを、少しの毒を盛って描いています。
東京都中心にグループ展やイベント等に参加。

http://blacktower.web.fc2.com/
[メッセージ]

目指すはエログロ毒キモかわいい。
頑張ります。

絵露愚乱末世2出展者

絵露愚乱末世2出展者

雨宮理枝
星之杏奈
千葉晃永
蒼鬼ハル
黒水玉
成瀬ノンノウ
大慶
雅yuki Yoshida
工藤沙由美
ZERO Stage

前回メンバーに新メンバーも加わり、
会場も変わることから、さらに強いインパクトを目指しています。

蒼鬼ハルさんの制作状況

エログロはとても動物的であって、一般的には嫌がられるものですね。
でも人として、生まれたときからそこに属していて、そういう部分を持っていて、本能的に惹かれ、美を感じる事もあると思います。
なので隠そうとしても離そうとしても切ろうとしてもおよそ無理だろうと。
だからといってムリに嫌悪する部分を受け入れるべきだというわけでもなく。
そういうことを考えつつ今回の絵を描きます。

ジャポネパニックで白昼夢。

先週の日曜日、裏原宿で迷い込んだ赤い怪しい建物。

いつか見たことがあるような気がするが、夢の中だっただろうか。

 

木製の黒い3段ほどの階段を登ると入り口のようだ。

私は恐る恐る、小刻みに震える足を両手で押さえ、一段ずつ
木の感触を足裏で確かめながら、入り口に入った。

すると、右の部屋には、人形がぶら下がっている
奇妙な部屋。
hoshino1



どうも昭和、いや大正時代に迷い込んだかのような、
古風な絵が飾ってある部屋。

ふと、部屋の隅に目をやってみると、紙風船があった。

hoshino2


その部屋は薄暗く、冷房もよく効いていて、
背筋が寒くなったため、そそくさと足を引きずりながら
部屋を出た。

すると、今度は右の大きめの部屋に、
シンプルな絵が整然と並んでいる。

見るに無残な緊縛を施され、吊されたような男女が
細い線で迷い無く描かれている。

kozue1


部屋の中央には「緊縛ポエトリー」という冊子が整然と並べられている。

こ、こわい・・・。

でも、どこか懐かしい、心の奥底がくすぐられるこの感じは
なんだろう。

一点一点を観るのが怖く、部屋の隅だけ鑑賞して、
私はその部屋を後にした。

kozue2


そして、廊下を歩きながら、
部屋を覗いてみると、
美しいグリーンの芝生が目に入った。

 

この建物に入る前から、緊張で顔が引きつっていたわたしは、
すがる思いで、そのグリーンの芝生に引き込まれていった。

そこには「ざくろの庭」と書かれていた。

ふと、横になろうとすると、
これも夢だろうか?

角が生えた蒼い顔をした男の子が
純粋そうな瞳で私を見ていた。

 

が、倒れるカラダを私の震えて力が入らなくなった両足は
支えることができず、床に倒れ込んだ。

そこで目に入ったのは、薔薇とざくろだった。




 

何時間、私は記憶を失っていたのだろう。

そこの建物のお手伝いさんであろうか、
若い女性が私を助け起こし、一杯の水と、
ホームページのアドレスらしき、メモを手渡して、
にっこりと微笑んだのだ。

http://www.designfestagallery.com/re/event/japone_jp.html

 

そして、やさしく耳元でこうささやいた。

「あなたは、夢を見ていたのではありません。
まだ医学的に解明されてはいないのですが、
ジャポネパニック症候群という急性の病に
かかったのです。」

「そうだったんですか・・」
と溜息をつきながら、コップの水を私は飲み干した。

「だいじょうぶ。
この館を一歩出たら、すぐにあなたの気分は晴れます。
そして、あなたは気付くはずです。
この館はあと5日で姿を変えます。
それまでに、あなたは、またこの館の今の姿の魅力に
気付き、再びここを訪れることでしょう。」