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吉祥寺情事

♪はめはめ 濡れ濡れ かあさんが〜
♪ジャガーでお出かけ 嬉しそう〜
♪びちゃびちゃ じゅぶじゅぶ あんあんあん♪

 

というわけで、梅雨なのに枯れ気味の今年の天候とは、まったく関係なく、
ここに第3回絵露愚乱末世の開催を宣言いたします。

いやけっこう前から決まっていたんですが、
そこは大人の情事、いや大人の事情ですので触れないでください。

 

そうそう、そこそこ。

 

今回は、第3回目ということでタイトルもサブタイトルも新しくなりました!
題して

 絵露愚乱末世V3
「おにいちゃん、わたしを改造人間にして♡」

です。

ラブラドールだろうがラブドールだろうが別にどうでもいいんですけどね、オレ的には。

あ、そうそう。重要な日程と場所は下記です。
ヨコハマ、シンジュク、ときて、今回はキチ情事、いや吉祥寺。

 

開催時期:2013年8月28日(水)~9月9日(月)

開催時間: 12:00~19:00(最終日は17:00まで) 火曜日休館

開催場所: gallery re:tail (ギャラリー・リテール)

180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション103

出展作家紹介は、いつもの焦らしプレイですので、よろしく。
若手の女性作家”たち”や、なんとあの人も出たり、出なかったりするので、ご期待ください。

 
 
 
 

ちゃお。

 
 
 

絵露愚乱末世の企画者より

だんだん温かくなってきて、花粉と放射能が舞い飛ぶ今日のこの頃、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

作家紹介を一通り終えて、最近絵露愚乱末世を知ったという方々もいらっしゃるのではないか、
と思うにいたり、少しだけ自己紹介とこの企画展について書かせていただきたいと。

絵露愚乱末世をやってから、「あ、エログロの人!」とよく言われるのですが、
厳密にはエログロに軸足を置いているかというとそうではなくて。
私、masashi_furukaは、疑似死体写真家として主に活動しています。
詳しくは前回の私の作家紹介をご覧ください。

ただ、エロやグロは疑似死体写真にもそれぞれ単体として出てきますし、
親戚みたいなもので、常々こういう展示をしたいと思っていました。

昨年8月の第一回の絵露愚乱末世は、オープニングイベントが満員御礼
会期中に多くの方々に横浜まで足をお運びいただきました。

 

そして、今回私は個人的な事情から展示はせず、企画とプロデュースと
その他裏方の地味な作業(笑)をしております。

この展示のメッセージは、キャッチコピーに掲げているとおりです。

放射能がなんだ。
オレたちにはエログロがあるじゃないか。

家から出て勃てよマスラオ、枕ではなく股間を濡らせよオトメ。
新進気鋭の作家達が、イマを、みらいを、誘惑する。

 

ちょっとだけ補足すると、この展示を企画中に東日本大震災がありました。
そのとき「ひとつになろうニッポン」「がんばろう日本」といったメッセージが
メディアを賑わせました。

ただ、私には日本人全体の問題であることを承知しつつも、
どこか日本的な馴れ合いによる解決を促しているようにも聞こえました。

 

絵露愚乱末世が掲げるメッセージは、個々人へのメッセージです。
エログロをはじめアートに関するさまざまな事象やテーマというものは
個人に還元されてはじめて機能することが多いと、私は考えています。

もちろん、エログロが苦手な方にこの展示へ無理にお越しいただくことをおすすめはしません。
しかし、作家達の表現をみて、なんらかのメッセージや元気、やる気、勇気を感じていただけるとうれしいです。

 

エログロへの好き嫌いはあれど、人はみな性欲を持っており赤い血が流れているのですから。

 

絵露愚乱末世2 企画・プロデュース
masashi_furuka

エログランマッセ 絵露愚乱末世 終了のご報告。

夏の終わり。

 

蝉の死骸、白蝶の羽根。

 

長い愛撫の終わり。

 

果て。

 

 

昨日をもちまして「エログランマッセ 絵露愚乱末世」 展が

終了しました。

 

オープニングイベントに押し寄せた人波。

それは、3月11日のTSUNAMIに遠く及ばないものの

熱く激しいものでした。

 

連日、多数のお客様にご来場いただきました。

 

ご来場いただきましたみなさまに、

心よりお礼を申し上げます。

 

ありがとう、そしてありがとう。

ありがとうございました。

 

蟻が十御座居ました。

 

展示が始まる前から、

「次はいつですか?」

「次回あれば、出展したいです!」

といった声をいただきました。

 

そのご期待に添えたかどうかは、わかりません。

 

ただ現代、とりわけ東日本大震災後に「エログロ」を

テーマに展示をする意味合い、に対する私なりの

答案を正解ではないかも知れませんが、

書ききることができたと思っています。

 

 

ありがたいことに、次回を望む本展出展作家もおります。

ありがとう、そしてありがとう。

 

 

 

予定は未定。

ただ、次回があるとすれば、さらに進化・深化したものに

しなければ、と個人的に思っております。

 

最後に、会場を提供してくださった artmania cafe gallery yokohama の

富田さん、黒川さんに厚くお礼を申し上げます。

 

さいごに一言。

家から出て勃てよマスラオ、枕ではなく股間を濡らせよオトメ。

 

2011年8月吉日 masashi_furuka

オープニングイベントへの沢山のご予約ありがとうございました。

本日、本企画の発起人および企画者、そして開催場所の
artmania cafe gallery yokohamaさまと協議の結果、
安全を考慮し、当初の想定人数通りの方のみの整理券発行を行うことを
決定いたしました。

ならびに、キャンセル締め切りである13日までに若干名の
キャンセル待ちしか発生しなかったことをここに
ご報告いたします。

ジャポネパニックで白昼夢。

先週の日曜日、裏原宿で迷い込んだ赤い怪しい建物。

いつか見たことがあるような気がするが、夢の中だっただろうか。

 

木製の黒い3段ほどの階段を登ると入り口のようだ。

私は恐る恐る、小刻みに震える足を両手で押さえ、一段ずつ
木の感触を足裏で確かめながら、入り口に入った。

すると、右の部屋には、人形がぶら下がっている
奇妙な部屋。
hoshino1



どうも昭和、いや大正時代に迷い込んだかのような、
古風な絵が飾ってある部屋。

ふと、部屋の隅に目をやってみると、紙風船があった。

hoshino2


その部屋は薄暗く、冷房もよく効いていて、
背筋が寒くなったため、そそくさと足を引きずりながら
部屋を出た。

すると、今度は右の大きめの部屋に、
シンプルな絵が整然と並んでいる。

見るに無残な緊縛を施され、吊されたような男女が
細い線で迷い無く描かれている。

kozue1


部屋の中央には「緊縛ポエトリー」という冊子が整然と並べられている。

こ、こわい・・・。

でも、どこか懐かしい、心の奥底がくすぐられるこの感じは
なんだろう。

一点一点を観るのが怖く、部屋の隅だけ鑑賞して、
私はその部屋を後にした。

kozue2


そして、廊下を歩きながら、
部屋を覗いてみると、
美しいグリーンの芝生が目に入った。

 

この建物に入る前から、緊張で顔が引きつっていたわたしは、
すがる思いで、そのグリーンの芝生に引き込まれていった。

そこには「ざくろの庭」と書かれていた。

ふと、横になろうとすると、
これも夢だろうか?

角が生えた蒼い顔をした男の子が
純粋そうな瞳で私を見ていた。

 

が、倒れるカラダを私の震えて力が入らなくなった両足は
支えることができず、床に倒れ込んだ。

そこで目に入ったのは、薔薇とざくろだった。




 

何時間、私は記憶を失っていたのだろう。

そこの建物のお手伝いさんであろうか、
若い女性が私を助け起こし、一杯の水と、
ホームページのアドレスらしき、メモを手渡して、
にっこりと微笑んだのだ。

http://www.designfestagallery.com/re/event/japone_jp.html

 

そして、やさしく耳元でこうささやいた。

「あなたは、夢を見ていたのではありません。
まだ医学的に解明されてはいないのですが、
ジャポネパニック症候群という急性の病に
かかったのです。」

「そうだったんですか・・」
と溜息をつきながら、コップの水を私は飲み干した。

「だいじょうぶ。
この館を一歩出たら、すぐにあなたの気分は晴れます。
そして、あなたは気付くはずです。
この館はあと5日で姿を変えます。
それまでに、あなたは、またこの館の今の姿の魅力に
気付き、再びここを訪れることでしょう。」